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ぴぃこ、息を吸う

アニオタ混じりのエイターで、絵を描く自称会社員のブログよろしく!

換算できない「価値」をゴタゴタ言う虚しさ

ちきりんさんの物言いに少し腹が立って、思わず延髄反射してしまった。


煽りなのは分かってる。分かってるんだけど、正しいこと言ってる人に難癖つけてdisるのは納得いかないのでマジレスする。

現実を考えろ

大学時代にかけがえのない仲間と出会った、とか、

周囲にスゴイ奴が多くて刺激を受けた、とか言うのだって、


大学に行くかわりにベンチャー企業にでも入ってれば、もっと多くの「スゴイ仲間」に会えたのでは? 議論だって大学より圧倒的に密度が濃く、活発だよ。

別に今時のベンチャー企業じゃなくても、日本は地方の零細企業の町工場にだって、やたらと「スゴイ人」がいる国なんだから、大学なんか行くよりそっちで働いたほうが、よほど「すげえっ!」って人に会えるんじゃない?


「貧困家庭の子供が大学に行けないことで、生きる上で不利益を被ってる」というのなら、「大学に行って手に入る、そんなスゴいものって一体なによ?」っていう問いにきちんと答えて欲しい。

大学に行けないことで将来の選択肢が狭まる現実は確実にあって、貧しくても大学に行きたいと思うのは自然なこと。というか、ベンチャーや中小零細に選択肢限定されてる時点で生きる上での不利益被ってるし。みんな起業家になりたいわけじゃないんだから。学歴という武器がもっと多くの人に安価に届く措置は、個人の所得アップだけでなく、貧困を防ぐ社会的インフラにもなる。


そもそも大学に行くのに、すごいものを手に入れなきゃって考えがおかしい。

大学だけじゃなくて、「それじゃなきゃいけない価値」なんてものは世の中の大半のものにない。


エイターだって、側から見たら関ジャニ∞じゃなきゃいけない理由なんてない。嵐でも、キスマイでもセクゾでもジャニオタとしてやることも感じる気持ちもだいたい同じだ。でも関ジャニ∞を応援することが人生で無価値かというとそうではない。そこはもう、個人の好みとか、気持ちの問題で、大学かベンチャー修行どっち選ぶかもそれくらいのものだよ。

「大学へ行くなら、大学だけでしか得られないものを手に入れるべき」というのは、ただの無いものねだりにしかみえない。

価値は明確でなくていい

もしも、大学に授業料払って得られる最も価値あるものが「卒業証書である」=「大卒である証明。もしくは、どこの大学を卒業したか、という証明書である」だと言うのなら、

「価値にふさわしい価格」以上は、払うべきじゃないよね。


大卒以上って書いてある求人に応募できるって?

それ、応募できるだけだよね? 採用してもらえるわけではないんでしょ? 応募できますってだけのために、「名も無い大学」に 500万円払って卒業証書を購入するのって、ほんとに意味のある買い物なの?

応募できなきゃ、採用のチャンスもないでしょ。実際、愛知県内の名もない大学でも、高卒よりはいいとこ就職できたりする。


話が逸れた。それは置いといて大学の学費ってのは、そもそもどうやって見積もられているか?も勘違いされてる。

「この大学の運営をしていくには、学生一人当たり4年間でこれくらい払ってほしいかな」ってことなんだと思う。授業をする教授や事務職員の給料と施設維持費(図書館、コンピューター室etc.)などに充てられる。

問題は「払ってほしいかな」ってとこだ。私はちなみに奨学金で授業料一部免除を受けて通ったので、他の子より払いは少ない。それに、親が寄付しているセレブの子はもっと払っていることになる。


つまり、同じ大学、学部に居ても全員が全員同じ学費を払うわけじゃないが、使えるリソースは変わらない(寄付してるセレブ学生が単位で便宜を図られているかどうかは知らないけど、)。

大学の学費は「大学の提供するリソースを自由に使っていいよ。それでどんな価値を得るかも自由だよ」っていう換算ができないものだ。大学の価値というのは、「ここ卒業したら、こんなすごい能力持てて、ステキな未来が待ってるよ」ではない。

まして、払う金もマチマチで、入る人が手に入れたい効能もマチマチなものを明確に一つの「価値」として換算すること自体は、名もない大学いくより虚しい作業だ。

大学行くなは無責任

確かに私も、「親やおばあちゃんにお金かけてもらって、なんでこれかなー」とは思ったよ。私が行った大学に価値がなかったからなのか、私がその大学での時間をフルに活用できなかったからかは不明なままだ。でも、不登校中卒のままでなく、大学卒業して良かったと心から言える。

前にも行ったけど、大学へ行かないことで将来の選択肢が限られるのは事実だから。いまどき中卒の求人はめちゃ少ないし、高卒の求人は体力仕事が多く、給料も安いのは事実だ。

だからある程度勉強できるひ弱な私みたいな子なら、迷わず大学へ行かせるべきだ。貧乏人は逞しいというのは幻想なのだ。


そんな現代の日本で、大学へ行かないことで不利益を被ることは多々あるけど、行って人生ダメになるほど不利益を被ることはない。

よく大卒ニートとかいるけれど、大学へ行ったからニートになったわけではなくて、その後の就活システムに問題がある。

「大学へ行かなくても幸せになれる」それは確かだ。でも、「大学なんて無駄遣い。貧乏なら行くな」というのは大きな間違い。教育という社会の根幹を形作る大事な事柄に目を向けたくない、勝ち組の逃げだ。そういう人に限って、親の金でいい大学でて、いいとこ就職してたりする。

大枚はたいて大学に行く価値は何なのか?

みんなもーいっかい、よーく考えたほうがい

ちょっと長めのマジレスしてしまったが、よーく考えてブログ書かないとこんな記事を出してしまうんだな、と勉強になった。