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ぴぃこ、息を吸う

アニオタ混じりのエイターで、絵を描く自称会社員のブログよろしく!

『学校へ行けない僕と9人の先生』の不登校あるあるは必読!

ふー。なんとか、記事が復旧出来た。この『学校へ行けない僕と9人の先生』はめっちゃ良著なのだ!どうしても書きたかった。記事誤って削除したときは死ぬかとおもったぜ。

本書は、漫画家棚園正さん自身の不登校体験と憧れの鳥山明先生に出会うまでを描いた自叙伝的マンガ。経験者ならではの視点で、不登校児の心理を丁寧に描いている。

画風が古いと言って食わず嫌いすることなかれ!!!

経験者ならではの生の視点で、不登校の子どもの心理を丁寧に描写していて、私にとっても「あるある!!」と思えるエピソードが満載である。

教師、クラスメートに不登校の子がいる学生、我が子が不登校している親、この問題に関わるひと全員に読んでほしい一冊なのだ。

きっかけは暴力教師

一人目の先生、大嶋先生は、ただ授業内容がわからないだけの主人公棚橋少年を理不尽に殴り飛ばす。これがきっかけで、彼の学校への恐怖感が起こって学校へいけなくなっていく。

教師の体罰やクラスメートに暴力を振るわれる、または誰かが暴力を振るわれるのを見る。学校で植えつけられた恐怖のイメージは体の小さな子どもにとってとてつもなく抗いがたいものだ。

引け目

家でマンガを描きながらも、自室の窓から下校途中の小学生たちを覗く棚橋少年。学校へ行く彼らを見るたび「自分は普通じゃない」「このままじゃ普通になれない」と静かに、だが強く自分を責める。

「学校行きたくない」と自分で言ったものの、引け目に感じているもの。

私も、外へ出るときは下校途中の集団と会わないように時間を合わせていた。

大人のやさしい暴力

そんな学校になじめない棚橋少年を、周囲の人は一生懸命登校させようとする。

先生が車で家へ迎えに行ったり、隣の教室でうずくまる彼をクラスメート全員で迎えに行かせていたり。

でも、少年はそれは大人の演出でみんな自分を待ってるなんて嘘だと気付きます。

そういうのが、ものすごいストレスなんです!!!

学校はいいものだ、すべての子どもが行くべき場所だと刷り込まれた大人は、「行きたくない」子にもそれを押し付けようとする。そのためにクサイ芝居を打ったりしても、当人にはバレバレなのだ。

周りの嘘に気付きつつ、それを拒否しきれない心情に持ち込むって、善意の暴力だと、私は常々思っている。

形容できない気持ち大切に

不登校も選択肢の一つとして認められている現在。しかし本書の棚橋少年のように、「行きたくない!」という心の叫びを押し殺して無理して登校している子はまだたくさんいる。

これを読んで、そういう子どもたちの気持ちに気付き、的外れな行動をしない大人が増えてくれる事を、心から願う私であった。