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ぴぃこ、息を吸う

アニオタ混じりのエイターで、絵を描く自称会社員のブログよろしく!

大学職員の怠慢と就活失敗【大学は就職予備校だよパート2】

前回で、大学は本当の意味で「就職予備校」としての役割は放棄してはいけない、という趣旨の前振りを書いたわけだけど、前振りすぎてつまんない記事になってしまったので、我が母校のろくでもない就活支援エピソードを紹介したい。

大学職員のアドバイスは無視しろ!?

「大企業だけでなく、中小企業にも視野を広げよう!!」 「資格や学歴ではなく、熱意を伝えよう!!」

大学のキャリアセンターの人にアドバイスを求めたらよく聞くセリフ

これ、ぜーんぶあてになんないから!!!

大学教職員ほどダメな就活アドバイザーもこの世にはそういない。

「身の丈に合った」就活は地獄のはじまり

仲の良い友達グループ5人でいつもいた。公務員試験の私を除き、みな中小企業志望だった。自分自身の性格はもちろん当時の厳しい就職戦線を考えて、高望みはせず着実にキャリアを積める中小企業を中心に受けていた。それに加え上記のアドバイスも私たちを後押しした。

「バリバリできなくても、有名企業じゃなくてもいい。身の丈に合った人生を送りたい」そう願っていた。

ところがそんな彼女達はみな、ことごとくお祈りをされていった。

早く終わって夏休み中、遅くて2月ギリギリまで就活を続けていた。ランチで顔を合わせるたびに表情が暗くなっていく友人たち。

一人ベンチャー(深夜労働が多い) 一人東京の小規模出版社 一人地方のアミューズメント施設(曰く、周りは高卒ばかりでクレームの多い職場) 二人就職浪人(地元企業を内定取消&公務員浪人(私)) という結果になった。 

たしかに、本人たちが自分の学歴ではなくて「身の丈」を優先しすぎたために起きた、戦略の失敗と言えるのかもしれない。が、その戦略の失敗のもとは、やはり大学の中途半端な就活支援にあるといまでも思っている。

中途半端な就社志向

私の母校のキャリアセンターも残念ながら、中途半端な就社志向で満たされていた。

リクルートの社員さんが講演に来て、「日本は就職ではなく就社です」とぶっちゃけて、本格的な就活プロモーションが始まる。

東京に本社のある一流企業や外資系に内定したい&内定しそうな学生には手厚かった。アドバイスもしてくれて、企業の資料も大量にあった。

それに、学内で開かれる講演会や説明会も大企業中心で、10月になれば誰もがしってる一流企業の内定者が講演(自慢)会をして就職活動は終わりを告げる。

就活スタート時には「大企業だけでなく、中小企業にも視野を広げよう」とか言っていながら、5月の終わりころから大企業内定者をチヤホヤして、就活続行組は無視。来年度の就活生に目を向け始める。

悲しきUターン組

かたや、Uターン・公務員志望の学生には……。余りにも格差で今でも思い出すと涙が出る。

Uターン・公務員担当はなんと育児中の時短勤務の職員が担っていた(就活対策云々以前に人事がアホな大学ということなのかも)。資料室でやっと見つけたのは、開催日が一昨年の北陸の説明会のチラシ1枚きりという冷遇ぶり。そんな担当者でも唯一の便りだ。困ったら即相談に行く。

「自分に合う職種がなくて困っている。営業や販売は自分に合わず長続きしなさそうなのでどうしていいかわからない」 「もしかして、就職したくないの?」

いやいやいやいやいやいや!!!!就職したいから迷ってるし悩んでるんじゃないですか!!! 何言ってんすか!!!!

と突っ込むのを我慢した。

次回続くよ!

一流大学でも、一握りの大企業内定者・国家公務員合格者の下には、心がボッキリ折れた大勢の中小企業内定者・無内定者の屍の山がある。

それに気がつかなかった私たちも馬鹿だけど、その屍を無意識に築く大人たちもどうなの?

こう思いながら、当時の記憶を紐解いて、いま続きを書いているところです。

現代の貧困 ――ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)

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