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ぴぃこ、息を吸う

アニオタ混じりのエイターで、絵を描く自称会社員のブログよろしく!

強者の論理と情弱への冷酷さ【大学は就職予備校だよパート2】

強者の論理は誰も幸せにしない

laugh-raku.com

この「強者の論理が好きじゃない」というのには大変共感してしまった。タクスズキさんはプログラミング学習について書いているけど、どんな事にもあてはまる内容だと思う。

上記の強者発言を就職活動に当てはめると、

「就職したいんでしょ?え?インターンも参加してない?自己分析の仕方も分からない?セミナーもやってるし面接攻略本なんて山ほどあるでしょ?ホントに就職したいの?」

ってなる。前々回の「就職したくないの?」発言はこういう意味があったんだと推測する。

まさに、大学職員という安定した仕事に就職した強者が、公務員試験にも失敗し、Uターン就職を目指し始めた無内定の学生に対して「強者の論理」を振りかざすの図である。

たしかに、できる少数派の学生はセミナーや資料、人脈を駆使してなにも教えなくても就職できる。しかしキャリアセンターの職員は、多数派の情弱な学生をサポートしなきゃいけない。そんな立場にある人が強者マインドで働いていていいわけがない。

でも、大学は強者マインドにあふれた教職員だらけなのが現状だ。なにより、「大学は就職予備校じゃない」発言にそれが集約されている。

就社志向に乗っかろう!!

ではなぜ、大学関係者が強者マインドになってしまうのか?ただ単に彼ら彼女らが傲慢で苦労を知らない(まあ、そういう人もいる)だけじゃない。

やはり、学生の就社志向に乗っかってしまったことが原因の一つだ。

もとから意識高いうえに優秀な学生は誰に言われずともよりよい就職先を目指す。そしていつの時代も一流企業に引っ張りだこだ。そこで、大学職員は気付く。

うちの大学は優秀で大企業に就職する卒業生結構多いのな。これ宣伝に利用できないか? じゃあ、優秀な学生を集めて、彼らに就職実績を作ってもらうっきゃないじゃん!

学生を集めて、さもそんな学生ばかりな大学だと入学案内に載せてしまえば、職業教育という労力を割かずとも実績をアピールできる。

こうやって優秀な学生たちをたきつけて、内定者講演会やらでチヤホチしているうちに、ハイレベル内定者を多数派と錯覚して、職員の本来の任務とは何ぞや?と言うことを忘れてしまう。

「講演会やってるし、十分にサポートしてるつもりなんだけど。実際皆いいとこ内定してるじゃない。」と思ってたら情弱学生に冷たくなるのも無理はない。

だからはっきり言うけど、就活の結果はすべて、学生の努力と才能と運によるものだ。大学職員は何の役にも立っていないと言ってもいい。

学生が失敗しようが困らない

それに、就活に失敗した学生を無視できる範囲内におさめるのは可能だ。

就職は評価される実績だけど、数字のマジックが使いやすくてごまかしやすいのも特徴だ。

○○大学の就職内定率は90%です!!

90%の分母は「一般企業に就職を希望する学生」で

「あ、僕は院行くから」 「私、公務員試験一本だから大学の求職登録はしない」 「おまえらつまんねーな、オレは起業するぞ!!」

的な人々は分母から除かれる。

しかもその90%の内訳には、だれもが無関心だ。

派遣社員だって就職だし、アルバイトだって就職にカウントできてしまう。もっといってしまえば、上手くいかなくても就活生の多くはどこかで妥協して内定をもらう。90%のうちほんとうに納得して自由意思で将来を決めた人は少数派だ。多数の不本意就職組は、近い将来ニート・貧困予備軍といえる。でも、卒業生のその後なんて調査しないし関係ない。

こうして、ウルトラ純粋ニートが10%という、無視できる範囲内に収まってしまった。

チヤホヤ=仕事と勘違い

優秀な学生を必死にアピールすれば実績を示せる 就職内定率も数字のマジックを使えばごまかせる

この2つに没頭することが「就活サポート」と勘違いし、「これだけ頑張って実績を出しているんだから、就職できない学生は少しばかり出ても仕方ない。むしろ本人が努力しないんだから」と匙を投げている。

でも、きちんとサポートすれば就業できる若者を無視して、危機感だけ煽って放っておくのは、全く仕事をしていないどころか、社会に貧困予備軍の若者を無自覚に輩出する、反社会的行為ともいえる。

じゃあ、そんな大学業務はどうすれば変われるのか?真の意味での「就職予備校」大学とはどうあるべきなのか?

パート3はそんな話をしたい。