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ぴぃこ、息を吸う

アニオタ混じりのエイターで、絵を描く自称会社員のブログよろしく!

『タラレバ娘』を批判するのは歪んだフェミニズムです

社会 漫画レビュー

いまイチバン読みたいマンガ

『東京タラレバ娘』の2巻が発売された。

一巻に続き、アラサー独女の心をグサグサと刺す内容らしい。

早く、読みたい!!

男尊女卑?男目線?

ただこのマンガ、グサグサくるだけに議論を呼んでるみたいだ。

「タラレバ娘」の罪と罰:幸せな結婚を願ってはいけないの? - 外資系OLのぐだぐだ

アラサー女性を少女漫画の洗脳から解き放て! - 『東京タラレバ娘』 | 恋愛・結婚 | マイナビニュース

若い女が「こんなババアとは違う」と思いたいからだ! 社会的地位を手に入れた女を男たちが見下すための本だ!

私は、全くそんなことは思わない。事実、20代前半の私(男性と交際経験なし)は「明日は我が身」としてこの作品を読んでいる。それでも、笑える。

なぜか? 彼女たちが被害妄想の海を泳ぎながら、他者に水しぶきをかけて攻撃する様が滑稽だからだ。

東京というアドバンテージ

タラレバ娘たちが結婚したい理由といえば、「東京オリンピックをアラフォー独身で迎えるのが嫌だから」「将来が不安だから」という身勝手なもの。

東京オリンピックが来るから何なんだ?

結婚は精神安定剤じゃない。

そんな理由で結婚される男性の身にもなれよ、とツッコミながら読んでいた。

彼女達はステレオタイプな男を批判しても結局、男性のことを自分の惨めさを解消する記号としか見ていない。

こういう態度が許されるのも、タラレバ娘が東京に住む強者だからだ。

東京には、女性が活躍できる仕事がいっぱいあってチャンスにあふれている。アラサー独身でも、女が男っぽいとされる行動をしても問題のない町だ。

その証拠に、ここに出てくる登場人物の誰も「結婚しろ」みたいなことは一言も言っていない。

1巻を見る限り、倫子はじめ3人のタラレバ娘たちは、東京で暮らせて仕事ができて、贅沢ができることにあぐらをかいている。

恵まれていることにも気付かず、被害者ぶって若い子を批判している。

若さではなく性格

決定的におかしいのは自分達が「若さ」に負けている(攻撃されている)と勘違いしている。

たとえは倫子が昔振った早坂さんが、19歳のアシスタントマミちゃんと付き合うことになった話。

早坂さんがマミちゃんの若さに転んだようにdisるタラレバ娘。

でも私には、早坂さんがマミちゃんを好きになったのは、自分の気持ちに素直で人を値踏みしない、普通にいい子だからとしか思えない。

男性がどんなに地位を築いても、一緒にいると気が楽で、楽しく笑いあえる女性を求めるのは当然のことだ(冷静に考えて、昔自分を「ダサい」と値踏みして振った女に再挑戦するわけがない)。

それがたまたま19歳のマミちゃんだった、というだけの話で若さは関係ない。

ワイン選びにいちいち気を使わないといけなくて、マミちゃんがピンク髪の原宿ファッションだからって、女としてライバルにもならないとバカにしていた倫子。

こんな性格の悪いおばさん、誰だって嫌でしょ。

薄っぺらな仕事

自立した女に社会は攻撃的なのも妄想。 3人とも、ちゃんと仕事してないじゃん!

ネイルサロンの従業員に責任持ってちゃんと新規開拓しろよ!

お父さんの居酒屋を手伝うって、ニートが家業手伝ってるのとどう違うの?

極め付けは倫子のヘボ脚本。

日本中の夢見るおばさんに少女漫画みたいなドラマを提供するのが、あんたの仕事?

KEYが言ったこのセリフは意地悪ではなく、本心で事実だと思う。

倫子はその時々の時流に乗っただけの脚本でお茶を濁してると、KEYは悟った。だから、枕営業で仕事を取る野心家の新人に負けてしまう。

現実世界でも、年上女性が若い男に言い寄られて…みたいなご都合主義ドラマが一時期流行った。『ラストシンデレラ』はまさにこの「ご都合主義のアラサー向け少女漫画」の極み。ホントに反吐が出る作品だったな。

東村アキコさんの意図

何もかも揃った日本の首都東京で、恵まれた環境に気づきもせずアーバンライフを消費するだけ。経済的に自立しているわりに、仕事もプライベートも主体性がなく、有りもしない世間の目にオロオロするタラレバ娘たち。

めっちゃ笑える。

しかしここまでキャラクターをフルボッコにしながらも、微妙な心理変化を巧みに描けるってすごいなと、東村アキコさんの人物描写能力に痺れる。

東村さんは自伝的漫画『かくかくしかじか』で少女漫画にハマった幼少期や、当時の彼氏と甘い恋をした学生時代を描いている。

そして、現在は離婚を経験されて、一人で息子さんを育てている。

少女漫画の洗脳をくぐり、現実の中で妄想から離れたいま、「幸せは男性から与えられるものではない」ことを一番分かっている。

だからこそ、妄想が抜けないアラサーをあえてフルボッコにする作品を描いているのだと思う。

単なるフェミの口癖

都会の働く女性が攻撃されているのは被害妄想だし、都会で一生懸命働いている女性も実はそんなにいない。

てか、経済的自立は幸せとイコールではない(働かない私が幸せなんだから)。

主体性がなきゃ、何も勝ち取ってないのと一緒だ。

批判する人は何にムカついてるのか?

自分と同類だから、である。

男尊女卑を是正するべきとは思ってなくて、自分がフルボッコにされてるのが嫌なだけだ。

これが、現代の歪んだフェミニスト

歪んだフェミの口癖は

「こんなの男尊女卑よ〜」 「男って自立した女に冷たいよね〜」

結局仲間内で社会や男をdisってるだけで、本当に男社会によって虐げられている女性には目もくれない。

そんな奴は、東京の仕事を辞めて、貯金も使い果たし、キャリアも何もかも捨てて地方に移住して就職活動をしてみればいい。

ホントに社会から馬鹿にされる気持ちがわかるよ。