ぴぃこの転職活動日記

26歳会社を辞めた私の転職活動日記

転職エージェントを使って損する人とは?私の消耗した日々から考える

怒涛の2週間

この2週間、ほとんど記憶がありません。 転職エージェントにマインドコントロールされて、振り回されて、消耗してしまったからです。 そんな貴重(?)な経験から、転職エージェントを利用した感想について語っていきたいと思います。

転職エージェントとは?

会社を辞めて2ヶ月が経過。ハローワークと転職サイトでなかなか求人が見つからなかった私は、転職エージェントの利用を考え始めました。「時間の節約できて、選択肢も増える」というのが主な理由です。

ハローワークや転職サイトでは個人で求人検索をして、原則、公開求人のみの選択肢です。応募書類の作成や面接対策のための企業研究も個人で行います。

一方で転職エージェントは、利用者とのカウンセリングを元に希望に沿った求人を探してくれます。公開だけでなく、非公開求人からも選択できます。学歴や職歴を記入すれば、企業別の応募作業は全てエージェントが代行してくれます。また、面接対策で重要な企業研究に関しても必要な情報はエージェントが調べてくれるというもの。

何だ、良いことずくめじゃないかと。私はリクルートエージェントに早速登録しました。

エージェントとの面談

まず、リクルートのエージェントXと面談をしました。

これが、悲劇の始まりでした。

3種類の仕事

今まで事務系の仕事をしてきた私。今までの経験を生かした仕事で正社員を紹介してもらおうとしたところ、Xに拒否されます。

「仕事って3種類しかないんですよ。物を作る系、人と接する系、会社を守る系。ぴぃこさんのやってきた仕事って守る系の仕事なんですよー。守る系って何も生み出さないしコストかかるし、どうしても正社員の募集は少なくなるんですよねー」

という正論を聞かされ、さらっと「今までの経験強みになりませんよw」とのこと。

営業と販売推し

「Webサイトの企画を考えているんですけど」 「それは無理ですね!」 「え?」 「日本は新卒主義で中途で企画とかまず採りません。まずは、人と接する系の仕事、営業や販売から初めてください!」 「では作る系は」 「ま、ライン作業とか、CADオペの特定派遣とかも良いですよ。」

ライン作業ってwwwww今までの仕事より格段にブラックじゃないっすか。

ライン作業はさすがに無理だし、エージェントに紹介しないと言われればそれまでなので、仕方なく営業系と特定派遣の中で紹介してもらいました。

非公開なブラック求人

40社以上の紹介から、応募したい企業を絞った結果、あることに気づきました。

非公開求人から良質なものを紹介してもらえるとのことで期待してたんですが、公開求人と質的にはそう変わらなかったのです。ただただ、求人の量が増えただけでした。

ブラックで名高い愛知県の某大手不動産の営業や、これまたブラックと評判の東海3県に店舗を置く某飲食チェーン店長候補などなど。しっかりブラック企業も混ざってます。

それでも何とか「ここ、黒くはなさそうだな」という企業を10社ほど絞りました。

これ、違法求人じゃね?

何とか企業Aの書類選考を通った私は、一次面接に向かいました。ここでもXに「とにかく通ることを考えてください」との対策アドバイスメール。うーん、転職って

そこで企業Aの新事実が発覚します。求人票に正社員とあるのに、面接時に「契約社員スタートだから!」と言われるのです。これ、違法なんですけど。

履歴書の手間

冒頭で「企業別の応募作業は全てエージェントが代行」してくれると書きました。それも違いました。

面接の日程が知らされるのは当日の2、3日前のメール。そこで当日の持ち物欄に「履歴書、職務経歴書」とある企業がほとんでした。

結局、書くんかい!!!!!

と急いで履歴書と職務経歴書を用意しました。手元に私のデータがあるにもかかわらず、履歴書を要求する企業は結構ありました。正直、応募の手間はハロワとあまり変わりません。

正論でコントロール

こんな踏んだり蹴ったりでもすぐにエージェントを解消できませんでした。

自分がコンプレックスに思ってる事、すべてつつかれて正論でねじ伏せられちゃってるから何も言えなかったのです。

「離職から2ヶ月経っている場合はかなりヤバイですよw」「短期でドンドン受けていきましょう」とか言われてしまい、焦って吟味できなくなってました。

正社員経験ないんでしょ? 社会人経験少ないでしょ? 職ないんでしょ?すぐに就職したいでしょ?

と言葉の端々に危機感を煽る発言を織り交ぜてマインドコントロールしていきます。今思えばそのほうが、ぴったりな求人を探すより楽だからなんですよね。

DODAはどうなんだ?

これでも懲りない私は「リクルートだからダメなのかな?DODAはどうだろう」と2人目のマインドコントローラーと手を結ぼうとしてました。

突然の電話

まず、DODAリクルートエージェントの違いは、最初のアプローチの仕方。リクルートは面談するまでメールでの連絡しかしませんでしたが、DODAはいきなり電話をかけてきました。

この対応はちょっと不躾じゃないかな、と思います。いくらエージェントを依頼したとはいえ突然知らない番号から電話きたら警戒しますよね。メールして連絡がなかったら電話、というプロセスくらい踏んでほしい。

人の話を聞いてない

具体的な職種を言っていなかった反省も踏まえて、同じ事務系か、Webデザイン、Webディレクション(企画)ということでお願いしました。

ですが、今現在客先常駐型SEの求人ばかりが紹介されています。中には、3月に辞めたばかりの派遣先企業もありました。勿論そこに派遣されていたことは経歴に書いています。

は?バカじゃないの?派遣でめっちゃ冷や飯食わされた会社で本社員目指すアホがどこにいるんだよ。

気づき

そこで私はハッと重要なことに気づきました。

非公開うたってるけど、紹介されるの全部リクナビにもある公開求人じゃね?

リクルートDODAも紹介求人同じ会社ばかりなんですけど?

てか、この会社年がら年中求人だしてるただのブラックじゃないっすか?

すごい徒労に感じ、リクルートとは完全に依頼を断り、DODAは放置しています。

エージェント転職に向いている人

短いながらも、今回の私の経験から、転職エージェントに向いている人はかなり限られているな、と痛感しました。以下の条件を満たしている人には良いかもしれません。

年収が300万円以上

300万円はクリアしてないと、人間として見てもらえないと考えてください。ひとえに、エージェントにとって旨味がないからです。企業からエージェントに支払われるインセンティブは利用者の入社時の年収で決まります。また、紹介した利用者が採用から1年継続した場合にもインセンティブが別に発生します。利用者のスキルに応じて年収が多ければそれだけインセンティブは膨らみます。何だか、『新宿スワン』の世界みたいな話です。

32歳未満

これはエージェント云々よりも、日本の転職市場において年齢はネックになりやすいからというのが大きな理由です。旨味のない求職者で、勝ち目のない勝負はしないのがエージェントの作法です。

役職についていない

32歳未満と同じ理由でお断り。課長や部長など、役職がついていると難しくなるそうです。日本は新卒主義、生え抜き主義が強いので、転職してきた人がいきなり課長就任とかはありません。スキルの割に年収が高くなりすぎるのもネックとなります。

正社員

これは必須。非正規社員から正社員のキャリアアップを目指す人には結構冷たいです。請け負ってくれたとしても、私のようにブラック求人を勧められる可能性が高い。「たぶん、1年は続かないだろうけど、利用者は切羽詰まってるし、1社受かれば必ず入社するだろう。採用時のインセンティブを少しでも取れれば良いかな」くらいにしか思ってませんからね、彼らは。

在職中または離職期間が短い

離職したら1日でも早く利用しましょう。これは直近の離職期間でなく、過去の記録についてもいえます。私のように大学を卒業して半年以上就職してなかった期間があるのも転職で不利になります(そのハンデをクリアするくらいハイスペックだったら別ですが)。

こうやって考えるとエージェントに転職を依頼する時点で、結構なスキルがないと良い条件の求人は紹介されません。低スキル人材が紹介されたとしても、言いくるめられてブラック企業に送られるのがオチです

私のように非正規社員の経験しかなく離職期間が長い人はコツコツと自分で会社を探していくしかないのでしょう。

あくまで、エージェントも自身の利益を追求する労働者の一人にすぎないということ。うまく距離感を持って利用されることをお勧めします。